高重量トレーニングは、速度を使い重量や回数に毎回挑戦するトレーニングです。
効かせるトレーニングは、重量や回数に関係なく、筋肉に刺激を与えて、つぶして追い込むトレーニングです。
高重量トレーニングの目標は、回数や重量なので、筋肉だけではなく関節に負担がかかっても、その目的である重量や回数を追います。
ゆえに、ケガしやすくなります。
高重量に向いてない体型の人は関節を痛めやすくなります。
高重量に向いた体型の人も、とんでもない重量をあげ怪我をしやすくなります。
もちろん、適切なフォームと休息で、正しい高重量トレーニングを行えば怪我の危険性は減ります。
また、それほど気合が入らない高重量トレーニングは、自分なりの高重量しか上がらないので怪我の心配と筋肥大効果は、最小限になります。
LBGYMの効かせるトレーニングは、高重量トレーニングを経験した後、生まれたトレーニング方法です。
高重量トレーニングを全否定してるものではありません。
しかし、やる気がある方が、適当な高重量トレーニングで筋肥大効果が薄くなり、ケガの危険性が増すのは見るに忍びないものがあります。
LBGYMでは、高重量に向いた体型の人には、時々、マックス挑戦していただきます。
体型的に、高重量には向いてない人には、そんな無駄はやることは勧めません。
最初は、重さを気にしていた初心者の方も、自分の大胸筋が膨らむとともに、重さに対するこだわりはなくなっていきます。
高重量トレーニングしかないとする環境では、高重量トレーニングで効果が出にくい人もでてきます。
効果が出にくい人は、効果がでない原因は、高重量を持てないからだという結論に帰結し、トレーニングをやめるか、ケガをして高重量をやらなくなります。
高重量トレーニングの効果しかしらない人には、効かせるトレーニングは理解不能です。
スポーツコーチングにおいて、山頂に登るルートは複数あるという理解は必要です。
筋トレの目標は、筋肥大のみ。
筋肥大させる方法のひとつが、効かせるトレーニングであり、高重量トレーニングです。
筋トレの目標は、決して、高重量を持つことではないという最低限の理解を持ち筋トレを語ってほしいものです。
「速く走るためには、思い切って走れ!」という指導と、「でかくなりたければ、ガンガン重量を持て」は同じです。
速く走るための方法を分析して速く走る方法を教えるのが陸上のコーチです。
筋肥大のために高重量トレーニングを指導するのであれば、高重量を挙げるためのスキルとトレーニングメニューを指導しなければいけません。
さらに選択肢として、重量を持たないでも筋肥大させる効かせるトレーニングを理解したうえで、高重量トレーニングの指導にあたらなければいけません。
陸上100mの目標は、タイムを縮めること。
筋トレの目標は、重量を伸ばすことではなく、筋肥大であるという大前提がぼやけることは避けるべきです。